速読を始めてから、十一年になる。最初はもちろん、1級(十万字)のレベルを目指した。4級、3級と順調に取得し、その後は協会のインストラクターとして、お手伝いをする。一方、5日間トレーニングしては2週間怠けるような日々の中、ついに2級に到達した。 大阪のサテライトに参加し「芝居は、観るより演じる方がおもしろい」ことを思い出した。以来、トレーニングが楽しい。以前の私に比べて変わったことは本人が自覚している。 1、緑を筆頭に、自然の色が鮮やかに見える 2、視野が広くなっている 3、人の名前を容易に記憶できる
(仕事上、20~30人の名前を覚えることが度々あるが、何の苦労も無くなった) 4、読書スピードは上がっている 5、脳細胞が新鮮な空気を喜んでいる 6、読書量は前年度比2倍を超えている ・・・ 日本画の「ポチポチ3年、波8年」に、速読を当てはめ、アセラズ、アワテズ、アキラメズ続けよう。 速読ができないと嘆く方、少なくとも、3年は毎日楽しみながら速読をしてみましょう。
「M先生からのレポート&メッセージ」 会員インストラクター M・Yさん 日本速読協会に入会してから、5年が経ちました。その間、熱心にトレーニングした時期もあれば、あまり熱心でなかった時期もあります。ですから速読検定3級は頂いたものの2級まではなかなかといったところです。トレーニングで一番大切なことと言えば、休まず続けることです。当たり前のことですが、これがなかなか出来ません。そこでどうすればトレーニングを続けられるか私なりに考え、トレーニングした内容を記録に残すことにしました。以前は大学ノートにトレーニングした日だけメモしていたのですが、今年より専用のスケジュール帳を作成し、記録しています。記録することでトレーニングの成果が分かりますのではげみになります。また、スケジュール帳のように日付が主体になったノートに記録すれば、その日に何をやったかが明確に分かります。さぼれば空欄が目立ちますのでやる気が出ます。このノートのおかげで今のところ何とかトレーニングを続けています。コンピューターを使用する仕事をしてきましたので、どうしても疲れ目になりやすかったのですが、速読を始めてから目の負担が減り、楽になりました。文字に対する精神的抵抗がなくなり、マニュアルなども気軽に目を通せるようになりました。速読のトレーニングを続けるこ とで単に本を速く読むだけではなく、視野が変わってきたような気がします。それは文字通り目が見えやすくなったこともありますが、以前より理解力が増し、心の視野も広がっているように感じます