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「モチベーションを高めるために」


今回のテーマは、「仕事のモチベーションを高める、スーパー速読」。モチベーション、大事ですよね。仕事に限らず、勉強でも、スポーツでも、モチベーションは物事を達成する上で、とても重要になってきますよね。ですので、モチベーションに関する悩み、これは非常に多いです。 モチベーションがないから、自分はうまくいかない。長続きしない。 「自分は意志が弱い」なんてレッテルまで貼ってしまう人がいます。 でもこれは、本当は、「意志の問題」ではありません。 ゆるぎない意志を持っている人なんて、一部の限られた人だけなんです。オリンピックで金メダル取る選手なんかそうですよね。あとは、練習の虫のイチロー選手。ご自分でも仰ってますよね。小学校の時に書いた作文に

「ボクの夢は、一流のプロ野球選手になる事です。 そのためには中学・高校で全国大会へ出て、活躍しなければなりません。 活躍をするには、練習が必要です。ボクは三歳の時から練習をはじめています。 3年生の時から今までは、365日中、360日は激しい練習をやっています。 だから、1週間中、友達と遊べる時間は、5~6時間の間です。 そんなに練習しているんだから、必ずプロ野球選手になれると思います」

これには説得力ありますよね。

とまあ、今回のお話はモチベーションに関することです。モチベーションとは「動機づけ」と訳されます。 イチロー選手は「プロ野球選手として活躍したい」、という大きな夢がありました。ここにいるみなさんは、今からプロ野球選手になるんだ! って思ってる方は……まぁいらっしゃらないでしょうね。皆さんは既にご自分のお仕事がありますし、プロ野球選手になる必要はありません。 お仕事でも「野球接待」なんて、まずないですからね。皆さんに、野球の練習を頑張れ! と言われても、野球する必要性もないので、続くはずがありません。

モチベーションを持続させるために必要なこと、それは「必要性」なんです。そして、さらにこれが重要です。モチベーションとは、「楽しいと感じた時、続く性質のもの」なんです。 すなわち、モチベーションを得るには、努力することの必要性、努力が楽しい!と思える仕組みづくりです。

人間は自分で決めたことを達成すると、「楽しい」と感じます。 そして、またそれを達成しようとします。 この習性を利用するわけですが、ここで出てくるのが「速読」です。通常の本読みの3倍速の速読、これは1カ月2カ月練習できれば皆さん必ず達成できるので、速読3倍速を達成する、ひとまずこれを目標として掲げてみてください。私が所属している日本速読協会の速読トレーニングには「記録表」というA5サイズの小っちゃいノートがあるのですが、皆さんはカレンダーやご自分の手帳なんかを用意してください。その日の成果を数値化して記録を続け、目指す目標に達したらシールを貼る、そういう些細な形でいいんです。自分で自分にごほうびを与える仕組みを準備してください。そうするうちに、目標を確実に達成しているんだ、という自信、が生まれてくるんですよね。そして、小さな成功体験を積み重ねていくうちに、目標に向かって頑張るのは、結構楽しいな、ってことが分かってきます。待っていたらモチベーションなんて自然に生まれるものではないので、速読練習、日常生活に取り入れてみませんか? おまけに、3倍速で読めたら、普通の人は10分かかって理解できる仕事の書類を、3分ちょっとで概要がつかめるようになるわけですから、仕事の効率もアップしますよね。そうなったら、ますます楽しくなる。仕事のモチベーションも確実にアップするでしょうね。

毎日ちょっとずつ頑張る、コレ、重要です。少しの努力をルーチンにして、楽しみながら続かせる仕組みを自分でつくれば、あとは脳に備わっている基本構造がうまく処理してくれるので、たいていのことはうまくいきます。でも、これだけはやめてくださいね。ご自分の「意志」で強制的にムリすること。嫌々ながらすること。これはやめてください。うまくいきませんのでね。

先ほどもちょっと申し上げた日本速読協会、は、35年間の歴史を持つ、日本における速読のパイオニアです。今日、皆さんに速く読むためのトレーニングの一部をご紹介しますけれども、この方法でトレーニングを続ければ誰でも絶対速く読めるようになります。でも、速く読むだけでは速読は難しいです。速読した内容を理解しているか、その内容を覚えておくためのトレーニングが必要です。言い換えると、わかっていないと覚えられないということになるんですが、その覚えたことを確実に思い出すことができるか、この思い起こすことを「想起」っていいますが、この想起トレーニングまでしっかり行って、通常の3倍速の本読みを達成しましょう。


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